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当院の思い

65歳以上の高齢者の4人に1人が、軽度認知障害(MCI)あるいは認知症であるといわれ、介護が長期化傾向にある現代。当院の使命は、患者さまご本人はもとより、ご家族の心身の負担を少しでも軽くすることです。「物忘れがひどく、戸締まりや火元が不安」、「会話がちぐはぐ」、「妄想や徘徊で夜も眠れない」、「悪質な勧誘に引っかかりそうで心配」など、人には相談しにくいケアの悩みやお困りごとに耳を傾け、提携の専門職の力も借りながら、あらゆる医療・福祉的手法でサポートします。

認知症治療のためには、患者さまを身近で見守るご家族と私たちが、密に連携することが大切です。しかし患者さまのご家族は働きざかりで、勤務時間中はなかなか通院に同行しづらいのも事実。そこで当院は、18時から22時までの夜間診療を基本としています(ご依頼がある場合は日中の診療も対応可能)。また、通院できない状態の患者さまには訪問診療も行うなどフレキシブルな体制で、患者さまご本人やご家族と対話を重ねながら、よりよい治療を模索していきます。

健康だった頃とは違う姿や言動に、戸惑ったり悲しんだり苛立ったりしてしまうのはご家族だからこそ。しかし認知症の病状ばかりに気を取られるのではなく、患者さまがこれまで築いてきた人生を尊重することが大切です。当院では、患者さまの生い立ちや学校、職業の話など、患者さまが歩んできた人生を理解した上で、状況改善へのアプローチを考えます。またご家族の心身の不調に対しても診察・診療を行い、介護する側・される側のよりよい関係づくりを支援します。